概要
ゲームの中で、自分が発電を計画する立場(=国:現状でのエネルギーを消費する立場と逆)を経験することができます。
決まった予算の中でどのような発電戦略を立てるかグループで検討します。
★発電計画を立てる中で、それぞれの発電方法のメリット・デメリットを再確認することができます。
★バランス良く発電方法を組み合わせることでリスクが低下し、安定供給につながることを実感できるようにします。
★ゲームの中に温暖化の原因となる二酸化炭素の排出量を組み込むことで、地球温暖化への意識を高められるようにします。
学習の流れ
想定時限数 1~2時限(ゲームとふり返りのみ。事前学習・事後学習は除きます。)
・エネルギー戦略ゲームデジタルコンテンツ
・資料提示のためのモニター・プロジェクター
・PC端末(教員用 ※調べ学習の際には児童・生徒用もあると良いです)
・インターネットに接続できる環境
・ワークシート(コンテンツ使用時・振り返り)
・ワークシート(未来に向けて調べ学習用)
【1.事前学習】
教科書(中学校3年生理科など)を用いてエネルギー資源や発電方法、日本のエネルギー事情等に関して学ぶ。SDGsについても触れておくと良い。
※以下の副教材も用いて学習することも可能
『かがやけ!みんなのエネルギー』[小学校・児童向け・教員向け]
『わたしたちのくらしとエネルギー』[中学校・生徒向け・教員向け]
【2.ゲーム(本コンテンツを使用)】
①グループで発電計画の話し合い
②ゲームで得点を競う
③ふり返り
【3.事後学習】
~持続可能な社会の実現に向けて学びを深める~
①カーボンニュートラルについての調べ学習(企業の取り組み・新しい技術等)
②自分自身にできることを考える(省エネ・消費者として等)
楽しみながら学びを深めたいときに、グループで対話をしながら発電計画を立て、ゲームのポイントを競い合う中で、学んだことのアウトプットができます。
特別な準備は必要ありません。教員用の端末を用意するだけで、簡単に実施できます!
エネルギー学習の集大成として、ゲームの中で「エネルギーを作る側の立場」を体験することで、理解を深めることができます。また、グループでの対話や議論を通して、正解は1つではないこと、その時の状況の中でベストの選択をすることが大切なことを実感することができます。
日常生活や社会と関連付けながら、エネルギーとエネルギー資源、科学技術の発展についての基本的な概念や原理・法則などを理解する。
日常生活や社会で使われているエネルギーやエネルギー資源、自然環境の保全と科学技術の利用の在り方について、科学的に考察して判断している。
ゲーム中で自らが発電を計画する立場となり、決まった予算の中でどのような発電計画を立てるか、見通しをもったり振り返ったりするなど、科学的に探究しようとしている。
外部関連リンク
【授業プランに組み込んだ教材・動画】
・『かがやけ!みんなのエネルギー』[小学校・児童向け・教員向け]
・『わたしたちのくらしとエネルギー』[中学校・生徒向け・教員向け]
・NHKforSchoolドスルコスル「どうする?エネルギーのこれから」
・NHKforSchool アクティブ10公民「理想のエネルギーって何?」
・国連開発計画(UNDP)「絶滅を選ぶな」 恐竜が国連で訴え COP26前に動画公開
・経済産業省 資源エネルギー庁「2050年カーボンニュートラルどうやって実現する?」
・世界気象機関(WMO)「2050年の天気予報(NHK)」
このまま有効な対策を執らずに地球温暖化が進行すると、2050年の天気予報はどうなっているのか解説。