教材配布

授業案
エネルギーの歌を作ろう

小学1~6年生 音楽科 総合 授業案

八尾市立曙川小学校

概要

低学年は、エネルギー環境教育に関する絵本などの読み聞かせを行ったあと、心に残ったキーワードを子どもたちと選びメロディーに乗せて歌ってみるとより学習が深まると考えている。高学年はふしづくりなど創作の一環として、また、音楽を通して子どもと生活や社会がつながることを目指して実践することで、音楽科の目指すところでもある「生涯にわたり音楽文化に親しむ態度を育むこと」に近づくことができると考えている。 また、教科横断型の活動でもあることから、生活科や理科、社会、総合の時間などを使ってさまざまな角度からエネルギー環境教育やSDGsに触れておくことで、子どもたちの思いや意図の感じられる言葉を引き出しやすくなる。

学習の流れ
想定時限数 作詞1~2時間
歌練習と収録2~3時間 +エネルギー環境教育やSDGsなどの学習

準備物

ワークシート(PDF)
作詞するための楽曲(事前学習等は含まず)
・小学校低学年向け
・小学校高学年向け
・中学校向け

学習1

【高学年の例】
※他教科などを通して基礎的なエネルギー環境教育やSDGsの学習が進んでいる場合を想定
今までに学んだエネルギー環境教育やSDGsについて、どのような学習をしたかをふりかえる。(教員から児童たちに声掛け)

学習2

これから歌詞を載せる課題曲を聴く。

学習3

マインドマップなどワークシートを活用して学習したことを自分なりにまとめていく。(個人ワーク/大事なものに線を引く)

学習4

ワークシートをグループで見せ合う。

学習5

グループで、大切だと感じた言葉を単語でもいいので歌詞にする。特にその歌詞をどのあたりにあてはめたいか話し合う。

学習6

グループの意見を学級や学年などに広げ、他者と思いや意図を共有する。

学習7

課題曲のメロディーを聞きながら、リズムや拍を感じ取り、歌詞づくりをする。

学習8

実際に歌ってみる。 (上記はあくまで流れであり、時間数は実態に合わせて調整する)

・エネルギー環境教育やSDGsを学んだ子どもたちが音楽を使って自分たちの思いや社会へのメッセージを表現する。
・卒業の歌と合わせて作詞することで、これまでの学びを振り返り、学校生活と実際の社会とのつながりを感じる良い機会になると考えている。
・音楽と組み合わせることでエネルギー環境教育への親しみやすさを感じることができる。
・自分たちで音楽を生み出す過程を経験できる。
・今までの学習内容を「歌」という形で表現し、友達や周囲のひとたちと共有することができる。
・音楽が苦手な子どもでも「創作」というアプローチにより活躍しやすい場面を提供する。

知識・技能

楽曲の旋律やリズムを感じ取ることができ、自分の思いや意図をそれらを通して表現しようとする。

思考力・判断力・表現力

音楽を形づくっている要素を聴き取り、それらの働きが生み出すよさや面白さなどを感じ取りながら、楽曲の特徴を生かした表現を考え、自分なりの歌詞作りに取り組んでいる。

学びに向かう力・
態度

音や音楽に親しみ、エネルギー環境教育での学びやSDGsの問題を自分事として捉え、音楽を通してこれまでの学びや自分の思いなどを表現しようとする。

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